松坊堂日乗 はいほー!

この日記における記述は全て筑摩屋松坊堂店長の個人的見解であり,所属する企業・団体・組織の公式見解ではありません.

エナジージェル比較

今回も後からどんどん追記するので最終更新日をご参考にして下さい.

何のために比較するのかをはっきりさせるために気をつけたこと:

  • 用途は自転車,登山,食欲不振時の栄養摂取.
  • 飲み込みやすさ,摂取した後の浸透圧性下痢の有無,副次的な成分(電解質アミノ酸・ビタミン)を主眼にしてレビューしたい.
  • できればマルトデキストリンよりクラスタデキストリンを選びたいがそうすると商品が1種類(グリコ1択)になってしまうのでマルトデキストリンも可.
  • カフェインが入ってるものはあまり入れたくないが絶対ではない.

グリコ ワンセコンドCCD

  • カーボ:CCD165kCal
  • ビタミン:×(酸化防止剤としてのビタミンC,着色のためのビタミンB2は入ってるが,カーボを燃やすのに必要なビタミンB1が入ってない.)
  • ミネラル:◯
  • 体積は多めなので飲み込みにくさは最も低い.
  • ピーチ味とレモン味が選べる.カフェイン入りはライチ味.
  • 飲み口からパックの底まで硬いストローが伸びており,携帯性は最も低い.2013年のサイクルモードで,グリコのスタッフさんに一生懸命改善を求めたが,聞いてくれたろうか……

ザバス ピットイン

  • カーボ:マルト100kCal
  • ビタミン:◯
  • ミネラル:◯
  • 形状は一口ようかんに似ていて,省スペース性の高さは群を抜いている.
  • しかしそのためにゼラチンか何かで固めてあるので,噛まないといけない.飲み込みやすさは今回の比較対象では最低.
  • パッケージの手触りが開封前から常にベトベト.漏れているとしか思えない……

 クリフショット・ジェル

  • カーボ:マルト100kCal
  • ビタミン:×
  • ミネラル:◯海塩 
  • カフェイン入り.
  • 体積が少なく,こちらも省スペース性は高い.
  • かなり濃い目.飲み込みやすさどころか口に吸い込むのも一苦労.手で握りつぶしながら口に入れると言う想定だろう.
  • パッケージは,開封してもキャップと本体が一体化した状態が保たれる特許技術を使っているというが,簡単にちぎれてしまった.ランニングや自転車中にこうしたジェルを摂取した時,問題になるのがついついキャップをポイ捨てしてしまうことだと思うので,環境を気にするクリフバー社らしいと思った.

ウィダー エネイド

ウイダー エネイドゼリー ピーチ味 75g×6個

ウイダー エネイドゼリー ピーチ味 75g×6個

 
  • カーボ:マルト150kCal
  • ビタミン:◯
  • ミネラル:◯
  • こちらもキャップが脱落しないというのが売り.またリキャップも出来る.
  • キャップの分だけわずかに携帯性が低いが,グリコほどではない.

パワーバー パワージェル

PowerBar(パワーバー)パワージェル 梅味

PowerBar(パワーバー)パワージェル 梅味

 
  • カーボ:マルト
  • ビタミン:×
  • ミネラル:◯
  • 最大手ネスレだけあって,味の種類は最も多い?
  • キャップがポイ捨てされやすい形状は,クリフバーに学んで改善して欲しい.

【人柱】Scosche心拍計3台

震災後に自転車通勤を始めたあと,体感的にも心拍数がすぐに上がってしまうのを感じ,心拍数を管理しながら走りたいと考えたのがそもそもの始まり.

心拍が上がり過ぎると死ぬんぢゃないかという不安(体感的にも180以上の心拍がある時がよくあった)と,逆に適切な140台くらいの心拍数で走れば健康管理に役立つと思ったのです.

最初はポラールのチェストバンド式を使っていたのですが,

  • チェストバンドは装着が面倒.しかもセンサー部を軽く濡らさなくてはいけない.
  • データは一旦ポラールの腕時計に蓄積し,それを専用のドック(7000円もする)経由でパソコン・ネットと同期する
  •  心拍数の時系列変化は記録できない.各心拍数ゾーンにいた時間しか記録できない.
  •  電源はボタン電池で替えるのが面倒.
  • 当時使っていたモバイルルータとの干渉がひどい

などの問題でいつの間にか使わなくなっていました.

これに対しScoscheは腕に巻くだけ,しかもデータはリアルタイムでスマホに送られ,時系列変化も記録することが出来る.GPSでスピードも記録できる.価格はだいたい7000〜8000円台くらいでポラールよりはるかに安い.

てな事で飛びつき,銀座アップルストアで購入.

腕で計測する心拍計は他にMIOなどがありますね.

 

どのような原理か?

これは今話題のApple Watchと同じく,LEDの緑色光を皮膚に当て,毛細血管の脈動を計測するものです.

逆に赤い光を使うのが酸素飽和度計.だから,赤色光を使えば酸素飽和度も測れるぢゃん……と思うのですが,技術的な困難があるのでしょう.

それに運動中の酸素飽和度は98〜100%なのが普通なので,計測する意味はあまり無いとも言えます.

1代目:Scosche MyTrek

 既に日本国内でも後述のRHYTHMが流通しているのでほとんど在庫はないと思います.

1年半ほど使用していましたが,センサーがベルト部にあるので,本体とセンサーを接続するケーブルが切れてしまいました.汗による劣化も影響しているようです.

電源を入れてから,体感的な心拍に近い数字を出すまでに数十秒〜数分かかってしまう(それまではダブルカウントしたりハーフカウントしたりでありえない数字を出す)という欠点がありましたが,結局使っていました.(意味ねー)

ダブルカウントするというのはポラールでもたまに見られる現象でしたし.

2代目:Scosche RHYTHM

SCOSCHE RHYTHM アームバンド型脈拍計/パルスモニター SCO-RHYTHM

SCOSCHE RHYTHM アームバンド型脈拍計/パルスモニター SCO-RHYTHM

 

上記のように壊れたのでアマゾンで購入.

電源を入れてから正確な計測になるまでの時間は,初代に比べるとだいぶ改善したが,

装着感はMyTrekより改善.ベルトの長さ調整の自由度が大きく,また内側にPVCの滑り止めが配されていてズレにくい.

欠点は充電器.嵌めたり外したりが硬くてやりにくかった.そのうち,はめる時に横ズレ応力が加わったのか,電極のピンが折れて全く充電できなくなった.使用期間は8ヶ月位.

輸入元のHPを見ても修理窓口が全く書いていなかったけれど,説明書及び本国のHPには「直接本社に送れ」と書いてある.「ええ〜国際郵便って高いんぢゃないの?」「ホントに送りつけていいんだろうか」と思ったものの,実は小形包装物で送れば数百円と知る.Amazonから同梱されていた購入証明書も同封.

小形包装物という国際発送手段の存在を初めて知りました.

3代目:Scosche RHYTHM+

Scosche RHYTHM plus Heart Rate Monitor Armband by Scosche [並行輸入品]

Scosche RHYTHM plus Heart Rate Monitor Armband by Scosche [並行輸入品]

 

入手した経緯

カリフォルニアのScosche本社から代替機として送られてきました.日本ではまだ正規輸入はされておらず,代理店のRHYTHM無印の在庫が捌けたら発売開始になるようです.

そういうわけでScoshe社の修理対応は◎です.

3代目になって,計測の数字が安定するまでの時間は更に短くなった.ほんの数秒.

本体が巨大だった2台めに比べ,大幅な小型軽量化も施されている.

欠点はまず装着感.ベルトはすぐにくたびれてしまいそうな素材で,怖くてしっかり装着できない.そうするとすぐにズレる.PVCの滑り止めを復活して欲しい.固定の面ファスナーも小さくて固定力が弱い.

充電器も,今度は軽い力で装着出来るのは良いが,ちゃんと充電されていない事が頻発.

インジケーターランプがとても小さく,しかも1個に減らされたので視認性がかなり悪い.

スマホの音楽再生をコントロールする機能も廃止されたか?

健康管理に役立ったか?

使いはじめると案の定,運動し始めてから心拍が上がるのがあまりにも早い(心肺機能が低い)事を痛感.

とりあえず出勤時は,寝起きの気付けに飲んでいたカフェインのサプリをやめました(最初にそれが原因だと気づけよJK).

それでも心拍数は大体160前後.寝起きの脱水状態が影響しているのか.

果たして正確か?

これは比較対象がないので分かりません.ただ,酸素飽和度計もウチにあるのでいつの日かこれを使用して比較したいと思います.代を重ねるごとに正確になってきている印象はあります.

ただ,次に買うとしたらついついApple Watchにしてしまうだろうな.Scosche社には先駆者として頑張ってもらいたいところだけれど.

【人柱】iPhone 6 Plus & Otterbox Defender

iPhone 6 & 6 Plus が発売されて半年,遅ればせながらわたしも買いました.遅れてのレポなので人柱というもおこがましいですが,今回も実使用レポートをどんどん追記しますので最終更新日を参考にしてください.

iPhone6 Plusは「曲がる」と耳にしており(それで半年間,買うのを躊躇していた),入手しやすいケースでは最強と思われるOtterbox Defenderを装着しました.以下,実使用レポートです.

寸法・重量

Otterbox社から公式発表がないので実測です.なお,ベルトクリップを外した状態での測定です.

寸法

  • iPhone 6 Plus 本体 H158.1mm×W77.8mm×7.1mm
  • Otterbox Defender H173mm×W90mm×15mm

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重量

  • iPhone 6 Plus 本体 172g
  • Otterbox Defenderを追加 276g

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シャツの胸ポケットに入れるのはまず無理です.とりあえず,「こんなに頑張って薄くしたのに何でこんなゴツくするんだよ! と言うジョナサン・アイヴの叫びが聞こえてきそうです.

もし本当に聞こえたら「これだけゴツくて耐衝撃で大容量バッテリーのiPhone作れや」と返してやります.

追記では,Otterbox Defenderに携帯ストラップを付ける方法 を書く予定です.もしそれが人気になったら独立記事で.

2015/4/28追記

横断歩道を自転車を押して歩いている時,Ingressに夢中になって自転車のハンドルバーマウントから落としてしまいました.動転してさらにもう1回落とす.

しかし,さすがOtterboxだ,なんともないぜ.

 

【レビュー】Ingressリアル課金アイテム(2015/3/2追記)

今回もあとから追記予定です.

もともと持っていたもの

自転車

5万円程度のクロスバイク.3×10速に改装.

効率よくポータルを巡回する&リアルキャプチャを避けるには,クロスバイクかもしくはそれよりもいい自転車で,ちゃんとした変速機付きのものが良いでしょう.

機動性ではオートバイのほうが上ですが,より「どこにでも行ける(公園内にも入れる,多くの一方通行規制が自転車には適用されない)」意味では自転車のほうが

自転車用iPhoneハンドルバーマウント

これは多くのメーカーが出しています.パソコン周辺機器メーカー,自転車用アクセサリメーカー……

前者だと,スマホカバー部分は良くてもハンドルへの固定がいまいち,

後者だと,ハンドルにはしっかり固定できてもスマホを外して持ち歩く時の使い勝手がいまいち,

いずれも,それ専用のiPhoneケースを使用しなければならない.自分の希望するケースを使用できなくなる.

なので,マウント専業メーカーのヘルベルト・リヒターを選択.なぜなら,落下に強い耐衝撃ケースを装着した状態でなおかつしっかり固定するには,専業メーカーの汎用モデルが最も使いやすいと考えたから.

 ハンドルクランプ部分は割とがっしりしており,他メーカーの,例えば前照灯マウントのクランプより強度がありそう.

また,マウントとの間にボールジョイントがあり,角度調節の自由度が高い.

モバイルバッテリー

Panasonic モバイルバッテリー 8,100mAh 無接点充電(Qi)対応 USBモバイル電源 ブラック QE-PL301-K

Panasonic モバイルバッテリー 8,100mAh 無接点充電(Qi)対応 USBモバイル電源 ブラック QE-PL301-K

 

 

 2つともIngressを始める前に購入したもので,2年ほど前にパナソニックの方を,半年前にソニーの方を購入.

海外製は品質が不安だったけど,最近はCheeroやAnkerがスタンダードの地位にのし上がってきているので次回購入はそれらになるだろう.

とにかくIngressをやってるとバッテリーがどんどん減っていく.パナの方は静電容量8400mAhだが,2年使ってきて体感的には7割程度に減ってきた感じ.このバッテリーと,iPhone内蔵のバッテリーで,朝から晩までIngressをやるともう使い切ってしまう感じ.まあ,他のアプリも同時に動かしているせいもあるんだけど.

Androidには大容量バッテリーを売りにした機種もあるが,iPhoneだとモバイルバッテリーなしでIngressをやるのはかなりキツイですね.

新たに購入したもの

スマホ用手袋

Glider Gloves社製 

Winter Style Touchscreen Gloves (Deep Teal)

これから予約限定でIngressデザインの手袋を発売するとのことですが,待ちきれず通常タイプを注文してしまいました.まんまと商法に乗せられた.

日本には代理店は存在せず.しかし海外発送はしてくれるとのことで到着待ち.

2月末に届いたので実使用レポート(3/2追記)

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まずサイズ.実測したところSとMの境目のサイズだったので,日本人だしSにするかとしたらこれが大失敗.きつい.但し,オールニットなので引っ張って伸ばせば,ほんの少し水かきが出来る程度で実用には堪える.

次に防寒性.チャリングレスさんからリンクされていたカナダのレビューでは「風通しがいいから寒い」とあったが,たしかに東京の冬でもウインターモデルで「ないよりはマシ」レベル.オートバイや冬山用の手袋では手汗でびっしょりになるのと対照的.

最後に最も大切な操作性.

  • スキャナー画面でポータルを選択する
    •  スキャナー画面の縮尺を最大にして隣り合ったポータルを選択するときは難しいか.しかしだいたい使える.
  • グリフハックをする
    •  これは裸の指に比べるとやはり少しずれる覚悟が必要.少し力を抜いただけで「指が離れた」と判定されることも.折り返して二度書きの必要が生じる時もあり.
  • 攻撃
    •  「FIRE」ボタンを長押しするときは,感圧式スクリーンのつもりで少しぎゅっと押すことが必要.これも裸の指に比べると操作性が少し落ちる覚悟が必要.
  • リンクを貼る
    •  これが一番のネック.地図に出たリンク先ポータルを選択するのはまず出来ないと言っていい.鍵アイコンを押して,「キーを持っているポータル一覧」から選択するしか無い.

Ingress公式ストーリーブック

Ingress 1, 2, & 3

Ingress 1, 2, & 3

 

 3冊分を一つにまとめたと言うが,1冊分が日本のマンガで言うと連載1回分の量なので全然完結しない.てゆーか,始まったばかり(男坂かよ)

なので,例えばウィキペに載っているバックストーリーのうち,まだ最初の1行分にすらストーリーは進んでいません.これで350円.高いと思うか安いと思うかはあなた次第.勿論攻略やチュートリアルは一切載っていません,ストーリーブックなので.

聖☆おにいさん 第11巻(電子ブック版)(3/2追記)
聖☆おにいさん(11)

聖☆おにいさん(11)

 

 御存知の通り11巻最終話はイングレスの話.いつものおにいさんのノリで楽しめましたが,電子ブック版を買って分かったこと.

  • 目次がない.
  • 裏表紙・背表紙・見返しがない.

はこれから電子版を買う方は注意してください.

なお,アマゾンに一人勝ちさせるのは嫌なのでオレはキノッピーで買いました

【レビュー】新世代の登山用下着比較【自腹人柱】2016.10.17追記

 本記事もどんどん追記していきますので,検索で来た方は作成日でなく最終更新日を参考にしてください.


 ファイントラックがポリプロピレンの肌着という常識破りの製品を出し,国内外のメーカーも追随中.いくつか使い比べた感想を述べます.

  それまでは登山用の肌着といえば,メリノウールかポリエステルが一般的でした.木綿は(下着にかぎらずどの服でも)登山では使用してはならないとされています.

 しかし夏山の強風・悪天候で疲労凍死の問題が注目されるようになり,他のスポーツで使われるような吸水速乾性素材(クールマックスなど)やアンダーアーマー等は登山には向かないと認識されるようになったらしい.そこで,他のスポーツとは違う登山のリスク(特に疲労凍死)に特化した対策を施した製品が各社から続々と発売されており,ここでは新世代下着と呼ぶことにします.

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